昨年亡くなられた茨木のり子さんが「Y」とだけ記した箱に収めていた遺稿集です。ご自分で目次まで編纂されてあったそうですが、なかには目次から漏れている作品もあり甥(夫の)の三浦氏は発表を躊躇ったすえ全て発表なさいました。「自分に感受性くらい」「寄りかからず」「汲む」に代表される凛としたお姿の裏側には、やはり女としての彼女を人に気取られないようにする美学があったのでしょうか?辛かったのでしょうか?読み終えて、今まで自分が渡っていた橋の足元にガラス板をはめ込まれたような気持ちです。
茨木のり子
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