昨日は岩崎京子先生をお招きしての講演会でした。近年多く執筆なさっている時代物の情報収集に郷土資料室を御利用下さったことがご縁で二年越しのお約束が実現しました!文庫活動のこと、作品のこと、お話がとても巧みで言葉が豊か!馥郁のひとときでした。

地元が舞台とあって、皆興味津々でした
花のお江戸の朝顔連 (どうわのとびらシリーズ)花のお江戸の朝顔連 (どうわのとびらシリーズ)
著者:岩崎 京子
販売元:佼成出版社
(2009-07)
販売元:Amazon.co.jp
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昨年の夏、夏休み前のお勧め本として連載雑誌『教育技術3年生』『同4年生』(小学館)に掲載した紹介文をアップします。

だれもが一度は育てた経験を持つ朝顔。夏の風物詩のひとつですが、その人気は江戸時代に始まっていました。
舞台は東京の下町・御徒町。今話題の新東京タワーから1時間ほど歩いた場所です。「采配」「なでしこ咲き」「ちりめん咲き」など、当時流行の変化朝顔を育てようと、おてんばな岡村家のたえ姫、男勝りな植木屋の娘・おいち、本草学(漢方)好きの物知りな真次の三人が智恵を絞ります。一方、大人たちは「当たればその値、天上知らず」と欲を含んで大騒ぎ。子どもたちはそんな大人を横目で見つつ、内緒で朝顔を育てることにしました。それはもう、一所懸命。美しい花を咲かせることへの興味関心が、子どもたちを育み、成長させます。
 行動範囲の広がりとともに、大人に頼らず興味関心を追求し、自分の世界を持ち始める3・4年生。個人差はありますが、問題解決のための読み方ができるようになります。好きで味わって読む読書=精読と並行し、多読・乱読期が始まるのです。なかには大人顔負けの専門書を手にする子もいれば、漫画やコンテンツ(携帯サイトなど)など、あらゆるものがその対象になります。
1998年の指導要領改訂以来2008年の改訂でも一貫して目標とされている子どもたちに「生きる力」を身につける大切な時期です。興味関心の翼がより大きく広がるよう、必要な本が身近にある環境を、と願います。