「和」が看板になるほど、私たちの今の生活から遠くなっているのでしょう。その反面、IT革命以後「和」は大人気です。ファッションでも和柄は一つのトレンドですね。子どもの世界では「早寝・早起き・朝ご飯」がスローガンとして掲げられ「食」を見直す「食育」が教育の基本に据えられました。そこで見直されているのが「和の暮らし」家族でちゃぶ台を囲んで食事。エコな感覚の箸ブーム。手ぬぐいを使った清拭など、かつては暮らしのなかで当たり前のように行われていたことが見直されています。そうそう、「江戸しぐさ」という思いやり運動もありますね。

イラストレーターの小泉さよさんによるご自身の暮らしのなかの「ちょっといいこと」がたくさん詰まっています。絵本と同様世代を越えて話が弾む一冊です。博物館や民芸館、旧街道沿いの町並みも紹介されていて実用的な面もあるのですが、文字情報が繊細で細かい。若い人の和好みにターゲットを定めているのかもしれませんが、できれば年輩の方も読めるよう、暖かみのある書体とポイントにして欲しかったです。


  • 著:小泉 さよ
  • 出版社:ベストセラーズ
  • 定価:1365円(税込み)
和の暮らし
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