先週に続き第2回目。昨年の講座の際に運営委員であるブックパレットの方からコミュニケーションシートの活用を教えていただきました。連続講座の際、一回ごとに受講生の方からご意見を伺うための用紙のことです。依頼、私自身も講座で活用させていただいています。

今日は第1回目のコミュニケーションシートのリターンから始めました。
どの会場でも以外と多いのはこの質問です

Q 登場人物にあわせた声色は必要ですか?抑揚はつけてはいけないのでしょうか?
A 人の耳は自然に聞き取ろうとする声に自分の耳を合わせます。声色を使うと声が 変わるたびに聞き手の耳はチューニングをして疲れてしまいます。ただ、読み手の自然な気持ちの流れで優しいトーンになったり元気になったりすることは構わないと思います。読み手が無理に自分の自然な感情(抑揚)を抑えればと聞き手にもその苦しさは伝わり、苦しい読み聞かせになってしまうことでしょう。一般的に言われている「読み手はお話しの額縁になれ」というのは、自己を前面に押し出すような読み方はしない…とお考えください。

Q 学年別の注意点・留意点はありますか?
A 子どもの本と発達や読書能力については講座の中でお話しをしていますので、目の前の子どもの年齢に即した本というのは勿論お考えと思います。さらに…ということでしたら「言葉」に気をつけるてください。子どもの理解力や語彙力に合わせて会話やトークを考えてください。例えば今記した「語彙」は子どもは知らない言葉です。そのうえ耳で聞く事を考えると「ゴイ」は言い換えが必要ですね。

Q 高学年の子ども達の反応が鈍いのです
A ごくまれに選書のミスがある場合がありますが…案外没頭しているのかも知れません。子どもは正直です面白くなければおとなしくなんてしていないでしょう?反応が鈍いのではなく自己の内面に働きかけているのかもしれません。

読み聞かせもブックトークも基礎は同じです
読み聞かせわくわくハンドブック―家庭から学校まで
読み聞かせわくわくハンドブック―家庭から学校まで代田 知子

おすすめ平均
stars初心者はまずこの一冊
starsわかりやすく、参考になる
stars読み聞かせをする人には必携!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


選書の参考に
子どもと楽しむ科学の絵本850
子どもと楽しむ科学の絵本850子どもと科学をつなぐ会


Amazonで詳しく見る
by G-Tools